新潟市中央区東万代町の一角にボードカルチャーのショップがある。旧・しながわ商店からリボーンしたSPOONSだ。一見さんでも、ヤングな人たち(なかなかの死語で恐縮です)でも、これからストリートにハマっていく人でも、誰でもなじんでいける空気感。やはりKAIの存在とサブカルな要素が大きい。
KAIのスタイルは“あるがまま”で “アグレッシブ”だ。
「ボードカルチャーにはローカルとか、ビジターとか、その土地なりのルールがあるんです。パークにもそんな傾向があって、良くも悪くもそういったルールがあるから発展しにくいというか。地元優先っていう雰囲気が強いからオープンマインドになりづらいというか。そのスタイルってすごく大切ですし、すごく理解できます。でも、結局のところカルチャーにしてもスポーツにしても、純粋に楽しむってこと、忘れがちですよね。心からかっこいい!と思える楽しさって」
KAIの一声があるからローカルでも入っていける。
そう、はじめの一歩は誰もが緊張するからこそ、
ノッた瞬間の気持ちといったら格別以外ない。
「SPOONSから発信するカルチャー、パークで伝えていくスタイル、そういう拠点でありたいと思います。いろいろな人との出会いが化学反応を起こして、毎日がすごく楽しくなる。もちろん、マナーは守らないといけないし、さまざまな意見があることは十分理解しています。だからこそ、前を向いて、先頭に立ってやり続けなければならないといけないと思います」
スケーター&スノーボーダー、KAI。
今日も空高く舞うエアーに輝く笑顔がある。
富永快さん
魚沼市出身。プロスノーボーダーを経て、ムラサキスポーツ新潟万代店所属専属プロライダーに。東万代町にあるSNGWSHOP(しながわ商店)店長就任。2023年3月末、自身のショップ「SPOONS」をオープン。新潟市スケートボード普及協会の会長として、新潟県スポーツ公園内に作られたスケートパーク開設(2023年7月開園)に関わる。
SPOONS
新潟市中央区東万代町6-10 1F
12時〜20時
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写真提供:kai tominaga, spoons