パリだったかローマだったか忘れたけれど、どこかの都市にある美術館で見たミケランジェロの傑作・ダビデ像に驚いた。そのデカさ(像自体の高さ)といい、なんというカラダ!ムキムキ!リンゴをぶしゅーっと片手で握りつぶしそうなほどのマッスル!と食い入るように見ていたと思う。で、美術館を後にして街を歩くとデカい人に目がいき、日本人と外国人、人種が違うとここまで体格が変わるのか!と感じながら鏡に映った自分を見て、意外とデカい!というコトに気がついた(苦笑)。そして、2023年から2024年へ時が過ぎていく中で、トレーニングジムの流行はピークを迎えていて(話が急に変わって恐縮です)、会員制のジムがあったり、年中無休で24時間営業もあったり、大手企業から個人事業まで、いろいろなスタイルある。健康のため、ダイエットのため、カラダを動かすコトがより一層身近になってきている、と感じないだろうか。健康経営なんてキーワードも出てきたりして、ヘルス業界はより活発化してきている。

「トレーニングはラスト数分の辛さを耐えられるか、乗り越えられるか、ですね」

神田さん、である。バッキバキの肉体。そして、こんがりと日焼けと真っ白な歯。マイケル富岡のような甘いマスクから過去を想像するに、学生時代は黄色い声援が多かったコトだろう。Tシャツを脱ぐとどんな体型なのか…。気になり始めたらミケランジェロ同様、見たくなるワケである。

「恥ずかしいんですよ。海水浴なんて行けませんし、銭湯なんかもダメ。だって、この肉体ですよ。サウナなんて入ってられませんよ(泣)ジロジロと見られるし、他人から見たら気になる肉体でしょ。もし立場が逆だったら、私だって声をかけてしまいます(笑)」

ホームページにアクセスしてスクロール!インスタグラムもチェック!すると神田さん、である。まさに肉体美をお持ち!それにしてもなんというカラダなんだろうか。思わず「おかしいでしょ!」と言いたくなるほどのムキムキ!バッキバキなんですねぇ。この肉体を作り上げていくには相当大変なんだろう。

「食事が刺激的なんですよ。生卵7個で黄身だけ、鶏のむね肉、オートミールとか。毎食こんな感じなんです。味?そんなんじゃなくて…すべてはこの肉体のために、です!」

 

突然、予定が変わっても日々努力、日々活動し続けるコト

神田さんは昔からムキムキ!ではなくて、ルーツをたどればいろいろあった。会社員だった時代、数年ほど海外赴任していた経験が大きいという。

「滞在期間が長いと、休日でやるコトやお出掛けってやり尽くした感があって。何しようかなって時、近所に大きなジムがあったんですよ。そこに通い始めたのがきっかけで今があるって感じです。帰国してもトレーニングは続けていて、たまたま大会に出たら賞に輝いちゃって(笑)で、いろいろあってこの道に入る決意をしました」

創業当初は24時間営業しているジムの認定トレーナーとして活躍しつつ、念願だった自身のジムを立ち上げた。この原稿を書いている3年前の話である。

「ちょうど新型コロナウイルスが大流行しているタイミングでジムをオープン。しかし、工事スケジュールの変更や施工の遅れなどが影響して、当初予定から大幅に遅れてしまいました。要するに、計画通り進まず、業界的に盛り上がるタイミングを逃してしまったんです」

なかなか認知度も上がらず、最初は顧客も少なく、悪戦苦闘していた。街に出てティッシュを配ったり(Tシャツ着用)、デジタルツールを駆使して情報を出し続けたり、多くの人に知ってもらうよう一生懸命、活動した。

「思い出すと大変なコトばかりで不安な毎日でした。計画していたことが変更になる、思うように進まないコトが頻繁に起きました。ネガティブな気持ちになっていきつつも、状況は好転しませんからとにかく前を向いて突き進みました」

筋肉は裏切らない、の如く一歩一歩、着実に前に進みつつある神田さん、である。

 

自分を信じて〝心技体〟を鍛え続け、筋肉に艶と潤いを

あの手この手と打ち出し、戦略も時代の流れに合わせて柔軟に変えていくと、だんだんと手応えを感じていく。顧客が増えていき、予約の枠も埋まっていき、少しずつ認知度も高まっていった。

「おかげさまで顧客数も安定してきました。次のステップとしてはメニュー改定と、より強みを伸ばしていく戦略です」

この先どうしようか、と考えていると先が見えなかったりする時がある。ビジョンを描けなかったり、お客様の反応が思うような感じではなかった時など、想定外の反応がマイナス=ネガティブに作用してしまった時だ。

「自分を振り返ると、同じようなコトを何回か経験していますから、繰り返さないようにしました。要するに、自分の目でちゃんと見て、汗をかいて、奮い立たせて動くコトです。当たり前のコトを当たり前にしたり、やってみないと分からない!という精神で何にでも動いてみる、コトでした」

熱量がどんどん増してきた神田さん。気がつけば肉体が日に日に引き締まっていた。それはプロを目指すことを決意し、大会に出ると決めたからであった。2023年、蝉が鳴く真夏の出来事である。

「優勝を狙っていましたが結果は40歳以上のクラスで2位。オープンでは3位でした。悔しい!と思いましたが、この大会に出たことによって自分の歩む道、GLOW STYLEの方向性を見出すことができました!」

大会で優勝するコト、新潟で唯一無二のプロになるコトを心に刻んだ1日でもあった。

 

ご飯のお供に…この筋肉!惚れる筋肉美を目に焼き付けて

皆さん、お待たせしました!神田さんの肉体美、披露です!

「ちょっと、恥ずかしいじゃないですか!」

 

神田康之さん

新潟市出身。会社員時代、海外赴任中に筋トレに目覚める。帰国後もその道を歩むべく、独立を決意。パーソナルジムを経営しながら、自身もトレーニングに励み、さまざまな大会に出場。輝かしい結果を残しながらプロを目指している。※2024.3現在
NSCA-CPTパーソナルトレーナー
ANYTIME FITNESS契約トレーナー
IBMF公認ファスティングカウンセラー
FWJ公認講師

GROW STYLE Body make&Fitness
新潟市中央区南万代町3-47-1 CoCo Place 萬代 3F
9時~22時、金曜休、駐車場1台
Instagram
https://www.grow-style.jp/

 

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写真協力:神田康之さん GROW STYLE Body make&Fitness

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